マーケティングに詳しい方にとっては、B to B、B to Cという言葉を知らない人がいることに驚くかもしれませんが、製造業の会社内でマーケティング以外の分野を専門としてきた人の中にはこの用語が初耳だという人は結構見受けられます。
聞いたことがないので知らないだけで、聞けば簡単に理解できる用語です。
まず「BtoB」ですが、「B」は企業(Business)を表しています。そのため「BtoB」は企業が企業を対象に行うビジネス形態を指します。例えば自動車メーカーのサプライヤが自動車メーカーを対象に行う取引は「BtoB」です。発音が同じことから「B2B」と表現することもあります。
「BtoC」の「C」は、一般消費者(Consumer)を表しています。そのため「BtoC」は企業が一般消費者を対象に行うビジネス形態を指します。例えば家電メーカーや化粧品メーカーが一般消費者を対象に行うビジネスは 「BtoC」「B2C」です。
「BtoB」「BtoC」は基本用語でこれがわかれば、「CtoC」(例えばメリカリ)や「BtoBtoC」なども容易に理解できると思います。
比較的新しい類似用語で「DtoC」というのがあります。この場合の「D」はDirectです。「BtoC」の概念とかぶりますが、企業が一般消費者へ自社商品をECサイトを通じて直接販売するビジネス形態を指します。