「製品」と「商品」の違いなんて考えるほどでもない話かもしれませんが、新しい商品やビジネスモデルをみんなで考える時は、各人の認識を合わせないとすれ違いが生じることがあります。少し考えてみましょう。
製造業の会社内では「製品を開発する」「製品を出荷する」などの表現が日常的に使われていますが、お客さま(エンドユーザー)から見た場合は、お金を出して買うモノのイメージがある「商品」という呼び方が一般的です。
すなわち、会社(作り手)から見れば「製品」、社外(買う人)から見れば「商品」ということです。
このように「製品」と「商品」には異なるイメージがあるものの、もともと両者は同じと考えて良いと思います。このブログの中では「製品」と「商品」を同じモノとして捉え、エンドユーザーの視点を尊重して主に「商品」という用語を使っております。
なお、企業が販売するモノには、実体のあるモノの場合もあれば、触る事のできないサービスの場合もあります。「製品」とか「商品」と呼ぶと実体のあるモノのイメージが強いですが、商品開発をしている人たちの間で「商品」と言えばモノだけでなくサービスも含まれると考えるのが一般的です。